さて、今回は、

ジュエリーにおけるSDGsのカタチ「ビジュー・ド・ファミーユ」

というテーマでご紹介したいと思います。

 

「ビジュー・ド・ファミーユ」とは?

 

ビジュドファミーユ

「ビジュー・ド・ファミーユ」とはフランス語で「家族の宝石」。ビジューは宝石、ファミーユは家族という意味です。ジュエリー好きの方なら耳にしたことがあるかもしれません。ヨーロッパではお祖母さまからお母さま、お母さまからそのお嬢さま、そのまたお子さまへと思い出深い宝石を大切なご家族に伝えていくという習慣があり、これを「ビジュー・ド・ファミーユ」と呼んでいます。家族の愛や絆の証としてジュエリーを代々受け継ぎ、家族を守るラッキーアイテムとして大切にする習慣です。

 

英国王室にみる「ビジュー・ド・ファミーユ」

 

英国貴族

英国のロイヤルファミリーの「ビジュー・ド・ファミーユ」は、日本でも良く知られています。エリザベス二世が所有していた、英国歴代君主から受け継がれるジュエリーコレクションは見事なものです。エリザベス女王がとりわけ大切にしていたのはエディンバラ公フィリップ殿下との婚約指輪。フィリップ殿下が女王のために用意した婚約指輪は、殿下の母親のティアラから取り出したダイヤモンドをアレンジしたものでした。エリザベス女王はゴールドの結婚指輪と共に、終生この婚約指輪を大切に着用なさっていたそうです。

 

亡きダイアナ妃が愛用なさっていたパールのチョーカーも有名です。エリザベス女王のお母さま、母后から結婚のお祝いとして贈られたサファイアのブローチを用いて、ダイアナ妃がゴージャスなパールのチョーカーに作り替えたものでした。またエリザベス女王が宝石商ガラードに作らせた4連のパールチョーカーは、ダイアナ妃からキャサリン妃へと引き継がれ、愛用されています。

 

ジュエリーリフォームはサステナブルなシステム

サステナブルとは「持続可能な」という意味で、昨今は世界中の人々の共通目標として取り組まれている活動です。次の世代に豊かで平和な暮らしを引き継ぐため、環境や資源を守り伝えていくことができるよう、努力を始めています。世界中がこれまでの経済優先の消費型ではいけないと気づき始めたのです。

ジュエリーのリフォームは持続可能な世界実現への立派な貢献のひとつになります。安いものや新しいものを消費するのではなく、自分にとって本当に価値のあるものを大切にするという考え方はサステナブルに通じます。気に入ったものを大切に使うために、親世代から受け継いだ家族の宝石をリフォームする方も増えています。

 

思い出の宝石を受け継ぎ、次世代に活かす

若いころに贈られたダイヤの婚約指輪がそのまま宝石箱に眠っていたなら、もったいないことです。今のライフスタイルに合うようリフォームして、再度身に着けてあげましょう。お祖母さまやお母さまから受け継いだジュエリーも、リフォームでモダンなデザインに生まれ変わります。ジュエリーは使ってこそ、身に着けてこそ、亡きご家族も喜んでくれることでしょう。ご自分好みのジュエリーにリフォームして、大いに活用しましょう。

 

子どもの幸せを願うジュエリー

洋服や靴などと違って、価値のある宝石や貴金属は世代を越えて引き継いでいくことができます。それが「ビジュー・ド・ファミーユ」になるのです。ゴールドやプラチナのネックレスやリング、アコヤ真珠やダイヤモンドのネックレス、ルビーのリングなど本物の宝石は時代が変わっても価値は変わりません。本物を選ぶことで資産価値を生むものもあります。いずれは子どもや孫にも残せるものをと考えるなら、ジュエリーを選ぶ基準も自ずと変わってきますね。

 

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