スタンダードなパールネックレスをリフォームしたい

 

パールネックレス

ビフォー

成人のお祝いや結婚するときの嫁入り道具の一つとして贈られることの多いパールネックレス。冠婚葬祭のいずれのシーンでも活躍するため重宝しますね。最近は「パール男子」も一般化して、男性にもパールジュエリーが浸透しつつあります。
パールネックレスを新調したので、古い方をリフォームしたいという方も多くいらっしゃいます。今回はそんなときのリフォームアイデアについてお伝えしたいと思います。

 

パールネックレスの長さによる使い分け

 

パールのネックレスは長さによって異なるネーミングがあり、着けたときの雰囲気が全く変わります。それぞれの長さの特徴は以下の通り。

チョーカー

※資料参照:真珠振興会公式サイトより

ネックレスの種類と呼称真珠の知識・メンテナンス 真珠の種類や品質評価項目について解説

最もスタンダードなタイプの長さ40センチ程度のパールネックレスを「チョーカー」と呼びます。冠婚葬祭どんなシーンにもつけることができることからファーストパールとして贈られることの多いタイプです。首元にすっきりとおさまり、フォーマルにもカジュアルにも幅広く楽しめます。45センチぐらいまでのサイズのものを「プリンセス」と呼ぶこともあります。

マチネ

※資料参照:真珠振興会公式サイトより

ネックレスの種類と呼称真珠の知識・メンテナンス 真珠の種類や品質評価項目について解説

長さ50センチから55センチの少し長めのものを「マチネ」と呼んでいます。「マチネ」とはフランス語でミュージカルや演劇などの昼の公演を指します。欧米の社交界では昼間によく用いられ、ワンピースやハイネックに合わせると上品な装いに仕上がります。着けると鎖骨の少し下まで掛かる長さです。

オペラ

※資料参照:真珠振興会公式サイトより

ネックレスの種類と呼称真珠の知識・メンテナンス 真珠の種類や品質評価項目について解説

もう少し長めの70センチから80センチのものを「オペラ」と呼び、夜のパーティなどのシーンで多く用いられます。ボリュームがあるのでドレッシーな装いに映え、2連にしても使うことができます。オフィスに着けて行くのであれば、珠の大きさ6〜7ミリ程度の大きさにすると派手過ぎずシックに装えます。ロングネックレスはその日の気分でロング、2連と使い分けると雰囲気が変わり、楽しみ方が広がります。

ロープ

※資料参照:真珠振興会公式サイトより

ネックレスの種類と呼称真珠の知識・メンテナンス 真珠の種類や品質評価項目について解説

107センチ以上のものを「ロープ」と呼び、カジュアルからフォーマルまでどんな装いにも応用が効く万能ネックレスとして活躍します。長さの異なる2連巻きにしたり、結び目を作ってY字にするなど、おしゃれに遊ぶことができるネックレスです。

 

珠の大きさと用途の関係

パールの珠の大きさは真珠の元になる「核」のサイズによって変わり、小さい真珠には小さい核、大きな真珠には大きな核を使っています。アコヤ真珠の場合、最小のもので3ミリ、最大で11ミリほど。粒の大きさだけで真珠の価値は決まるわけではなく、真珠層の厚みや照り、輝きの良さがポイントとなります。結婚式、入学式、卒業式には7.5ミリから9ミリサイズの粒のアコヤ真珠のネックレスが手頃なサイズでおすすめです。一般に珠のサイズが小さい方がカジュアルに、大きくなるほどフォーマルな席に適しているとされています。

 

スタンダードなチョーカーをリフォーム

「チョーカー」や「プリンセス」などスタンダードな長さの真珠のネックレスは1本は必要ですが、お母さまの残されたネックレスなど同じサイズのネックレスがもう1本ある場合は、珠を足して長さを変えると全く違った印象のネックレスにリフォームすることができます。

>>パール製品のリフォーム事例集
https://j-yamaguchi.net/blog/category/pearl-reform

コーディネートの幅が広がるステーションネックレスに

一連のスタンダードなパールのネックレスを、ステーションネックレスに変えてみるのもおすすめです。ステーションネックレスとは、パールやストーンをチェーンの間に等間隔に配するネックレスのこと。ステーションとは英語で「駅」を表しますが、チェーンを鉄道、パールやストーンを駅と見立てて配置するというわけです。ステーションネックレスはどんなアイテムとも合わせやすく、重ね着けなどにも重宝します。パールの間隔を調節することでさまざまな表情が生まれます。

チョーカーをつないでロングに

スタンダードな長さのチョーカーを2本つないで80センチの「オペラ」にアップデートすれば二連でも使用することができます。ロングで使えばカジュアルに、二連で使えばゴージャスにと変身する使い勝手のよいネックレスになります。

余り珠はピアスやリングに

40センチのチョーカーをステーションネックレスにリフォームする場合など、何粒か余ってしまう場合があります。そんなときは余った珠を使ってピアスやリングにするのがおすすめです。ピアスやリングにすると、ネックレスと同じ色味になり、コーディネートに統一感が出ます。ジュエリー店では、さまざまなリフォームの相談をお受けしていますので、スタッフに気軽にお声がけくださいね。

>>パール製品のリフォーム事例集
https://j-yamaguchi.net/blog/category/pearl-reform

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