前回の記事は、「真珠の判断基準を教えて!─大切なのは巻きとテリ」というテーマでした。
今回は、同じ真珠でもお母さま、お祖母さまから受け継いだパールネックレスについてです。

お母様から譲り受けたパールネックレスを普段使いできるジュエリーに

フォーマルなイメージのあるパールネックレスですが、あまり出番のないネックレスなら、普段使いしやすいジュエリーに思い切ってリフォームしてみるのも良い方法です。パールのネックレスは皇室の方々が身に着けている高貴なイメージがあるなど、若い方には少し敬遠されがちかもしれませんが、ちょっとした工夫でデイリーに活躍するジュエリーに変身させることができます。

日本では42センチの長さがパールネックレスの基準のサイズとなっていて、この長さのものをチョーカーと呼んでいます。冠婚葬祭、喜びのシーンにも悲しみの場面にもふさわしいネックレスとして一本は持っていたいサイズのパールチョーカーですが、お祖母さまやお母さまから受け継いだ場合など、すでにこのサイズのネックレスを一本持っているとか、フォーマルな印象なので着けにくい、もっとカジュアルな雰囲気にしたいという場合はリフォームするのがおすすめです。

おすすめ!パールのステーションネックレス


※写真はイメージです

たとえばステーションネックレスにすると気軽に普段使いできるジュエリーになります。ステーションネックレスとはパールやストーンを一定の間隔で配置したネックレスのこと。ステーションは英語で「駅」のことですが、チェーンを鉄道に見立てると、パールやストーンが駅のように見えることから、こう呼ばれています。パールだけのチョーカータイプよりもカジュアルに使え、重ね着けもしやすいのでとても重宝します。好みの長さに調整しやすく、パールとカラーストーンを組み合わせるなど、さまざまなアレンジが楽しめます。

リフォームで余った珠をリングやピアスに

パールチョーカーをステーションネックレスにリフォームした場合、真珠の珠が余ることがあります。そんな場合は余った真珠をピアスやイヤリングにしてもらうと、セットでコーディネートできて素敵です。また、いくつかの珠を並べてリングにするのも愛らしくてオススメです。

>>パールのリフォーム実例集

片方なくしたピアスを使ってプチネックレスに

なくしやすいイヤリングやピアス。片方だけになってしまったイヤリングやピアスからパールを取り出し、プチネックレスにリフォームすることもできます。片方になってしまったピアスがあれば、ジュエリーショップに持っていってみてください。ジュエリーショップには豊富なデザインサンプルがありますから、気に入ったものを選んで見積りを出してもらいましょう。ひと粒パールをそのままシンプルなペンダントトップにするもよし、メレダイヤモンドなどをプラスして、華やかなデザインにしても素敵です。加工代とチェーンの代金で、眠っていたジュエリーをお気に入りのネックレスに変身させることができます。

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昔のパールリングをおしゃれにリフォーム

お祖母さまから受け継いだゴージャスなパールの指輪のデザインが古めかしくて、そのままでは着けられなくて残念…というときも、ジュエリーショップに相談すれば、今風のモダンな指輪にリフォームできます。昔の指輪はパールをぐるりと取り巻くように小さなダイヤモンドが施されているなど、華やかだけれど古くさいし年齢的にも似合わない。そんな指輪は、少しデザインを変えるだけで見違えるほどスタイリッシュなリングに変わります。
雑誌やサイトなどで気に入ったデザインを見つけたら、その雑誌と古い指輪を持ってジュエリーショップに行きましょう。スタッフが指輪に使われているパールやメレダイヤモンドなどを実際に見ながら、相談に乗ってくれますよ。受け継いだジュエリーを身に着け流ことで、お祖母さまも喜んでくださることでしょう。

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無限大に広がるアレンジで楽しみましょう

お祖母さまやお母さまから受け継いだジュエリーに手を加えるのはよくないのではないかと考えるのは間違いです。残されたジュエリーは身に着けてこそ、ジュエリーも、そのジュエリーをくださった方の思いも生かされます。受け継いだ人は自由にアレンジしてジュエリーを楽しみましょう。パールはフォーマルなシーンだけでなく、カジュアルにも楽しめる活躍の場が広いジュエリーです。指輪、イヤリング、ペンダント、ステーションネックレスなどにリフォームし、自分らしく楽しんでみてください。

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