肌に着けるジュエリーにトラブルはつきもの

ネックレスやリング、イヤリングなど肌に直接着けるジュエリーは汗や皮脂などの影響を受けやすく、色がくすむ、変色してしまった、輝きが失せてしまうなど、トラブルはつきものです。それらはジュエリー店に持って行くと磨き直しやクリーニングで元通りの姿を取り戻します。でもクリーニングでは直せないものはどうしたらいいのでしょうか。糸が切れてしまったパールのネックレスやメレダイヤが取れてしまったリングなど、使わなくなったまま宝石箱の中に放置されていたりしませんか。傷を負ったジュエリーはリペア（修理）でよみがえらせることができるのです。

ご愛用のネックレスのチェーンが切れてしまった

顔まわりを明るくゴージャスに見せてくれるアイテムとして人気のチェーン。パーティなど華やかなシーンでも活躍してくれます。そんなヘビロテのチェーンが切れてしまうことがあります。そして切れたまま引き出しの中にしまわれているとしたら、残念ですね。といって自分で修理するのは容易ではありません。プラチナやゴールドなど高価なジュエリーはプロにお願いするのが安心です。ネックレスを留める部分に使われる引き輪やチェーンは使用するうちに摩耗し、経年劣化や金属疲労をおこしてしまうことがあります。細くて繊細なチェーンほど切れやすいといえます。

大切なネックレスのチェーンが切れてしまった場合、ジュエリーの修理やリフォームを行ってくれる工房やジュエリー店にお願いしましょう。電話で修理を受け付けているかの確認をし、問い合わせ後にジュエリーを持って行きます。破損した箇所の状態を見てもらい、どのような修理になるか説明をしてもらいましょう。その上で見積をしてもらい、納得がいけば預けて修理をお願いします。修理する素材と同じパーツを選定し、レーザー溶接など職人による修理作業が行われます。修理にかかる費用は修理内容によって異なりますが、材料費と修理加工代がかかります。修理にかかる時間などもあらかじめ教えてもらいましょう。チェーンが切れてしまった場合は、２～３週間ほどかかることもあります。

結婚して10年、結婚指輪が入らなくなってしまった！

修理のオーダーが一番多いのはリングのサイズ直しです。結婚して10年、指のサイズが変わり、結婚指輪がきつくなった、入らなくなったというケースは少なくありません。リングのサイズを大きくすることだって、もちろんできます。それには３つの方法があります。
ひとつ目は、リングを切り離し、素材を足す方法です。リングをカットし、切ったところを拡げ、素材を足すことでサイズを大きくできます。溶接のできるプラチナやゴールドの場合はこの方法が適しています。

ふたつ目は切り離さず、金属を叩いて伸ばす方法です。地金を部分的、または全体的に叩いて伸ばします。溶接がむずかしい素材、チタンやジルコニウムなどのリングで行われますが、デザインが変化したり、内側の刻印がつぶれる心配があります。
３つ目は内側を削る方法です。リングの内側を部分的、または全体を削り、内径を拡げてサイズを大きくします。内側の刻印は消えてしまいますので、その点は注意しましょう。結婚指輪のサイズが合わなくなってしまったら、がまんせず修理をお願いしましょう。

指輪の色がくすんできたと感じたら

ダイヤモンドの指輪の輝きが失われてきた、と感じたら、まずは自分でクリーニングしてみましょう。ぬるま湯にリングを浸けて汚れを浮かし、次に中性洗剤をぬるま湯に入れて溶かし、やわらかなブラシでやさしく洗いましょう。最後に水分をやさしく拭き取ります。真珠やエメラルドなどは水洗いに適していません。安心なのは定期的に、ジュエリー店でのクリーニングをお願いすることです。
汗や皮脂、化粧品などが付着することでリングなどのジュエリーはくすんでしまいます。アクセサリーは身に着けたら、その都度アクセサリークロスやメガネふきで汚れを拭き取るようにします。それでも経年によりくすみや汚れがたまってしまいます。そんな場合は専門家に相談し、プロの手に任せるのが安心です。

エタニティリングのダイヤが一粒とれてしまった！

滅多にありませんが、大切なエタニティリングのメレダイヤが一粒取れてしまった！一粒なくなってしまった！という場合は、すぐに購入したジュエリー店に持って行きましょう。修理してもらえます。気づいたら一粒なくなっていたという場合も、同じサイズの輝きの似たメレダイヤモンドを探して、つけてもらえます。購入したジュエリー店でなくても修理してもらえますので、気軽にお店に相談してみましょう。ジュエリーとのお付き合いは一生続きます。修理をお願いするジュエリー店を見つけておくと安心ですね。

もちろん、ジュエリーに関してのお困りごと、お困りごとの相談は、ぜひジュエルヤマグチまでお気軽にご相談ください。

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