さて、今回は、

６月の誕生石はパール・ムーンストーン・アレキサンドライト

というテーマでご紹介したいと思います。

6月の誕生石の人気ナンバーワンはパール

やわらかな光沢が私たちをひきつけてやまないパール。３つある６月の誕生石の中で最もポピュラーで人気のある宝石です。パールはアコヤ貝や白蝶貝、南洋黒蝶貝などから生まれた有機質の宝石ということが、無機質の鉱石からできている多くの宝石とは異なる点です。パールの産地は日本だと愛媛県や三重県、長崎県です。世界的にはインドネシア。フィリピン、ミャンマー海域、オーストラリアなどで産出されます。

アコヤ貝などの中に入った異物から身を守るために、貝が分泌する炭酸カルシウムを異物に巻いていき、その層が何百、何千と重なって真珠層が作られていきます。パールの養殖ではアコヤ貝の中に核となる異物を挿入することで、真円の真珠を育てていきます。

パールのお手入れ

パールにはアコヤ真珠のほか、大きな白蝶貝や南洋黒蝶貝が作る白蝶真珠、タヒチパールなどの南洋パール、淡水で育った淡水パールなどの種類があります。いずれのパールもデリケートな宝石なので取り扱いには注意が必要です。パールは化粧品や整髪料などの化学物質や酸に弱く、付着したまま時間がたつと輝きが損なわれてしまいます。パールのジュエリーは化粧などの身支度を終えた後に身につけ、帰宅したら最初にはずします。

一日身に着けたパールは汗や汚れが付着していますので、柔らかい布でやさしく拭いてから宝石箱にしまいます。ほかの宝石と触れ合うことのないよう、単独で保管することをオススメします。そして光の当たらない場所で保管すると安心です。

パールジュエリーの人気アイテム

手作りの結婚指輪を作るなら、まずは製作できる工房を探しましょう。プロの職人さんのサポートを受けながら制作できるところが安心です。素材やデザインについて工房スタッフと相談をしながら詳細を決めていきます。自分たちに適した素材とデザインを選び、日程を決めます。工房でプロのサポートを受けながら、金属を叩いて成型する、刻印を入れるなどの制作過程を経て、完成となります。

出来上がったときの感動的な瞬間は二人だけの思い出

パールはネックレス、リング、イヤリングにピアス、ブローチなど、どんな種類のジュエリーも顔周りを明るく照らし、装いをクラスアップしてくれます。特に本真珠のネックレスが一本あれば、結婚式やパーティー、卒業式、入学式などさまざまなシーンで活躍します。ロングネックレスや一粒真珠のネックレスならビジネスシーン、カジュアルな服装まで着用できますので、とても重宝します。

真珠は「月の涙」「人魚の涙」とも呼ばれ、冠婚葬祭どんなシーンでも着けることのできる唯一の宝石。ネックレスとイヤリングのセットがあれば、大人の女性として安心できます。パールの念珠はお守りとしても身に着けることができます。

ムーンストーンの神秘的な魅力

月のような青白い光が神秘的なムーンストーン。和名を月長石といいます。「シラー」と呼ばれるこの光は、石の角度を変えることで白や青、虹色というように色が変化します。ムーンストーンの神秘的な色は、幾重にも重なった石の層に光が入り、乱反射することで現れます。ムーンストーンの石言葉は健康、幸運、恋の予感。ヨーロッパでは旅の安全を祈るお守りとして身に着けられていました。

ムーンストーンの産地はインド、スリランカ、ミャンマー、タンザニア、マダガスカル、ブラジルなど。産地によって宝石の色合いが異なり、さまざまな種類のムーンストーンが産出されています。

ムーンストーンのお手入れ

神秘的な色と輝きを持つムーンストーンは一粒ペンダント、ネックレスがオススメです。危険を予知し、安全を祈願するお守りとして身に着けるのもいいですね。アールヌーボーの時代にはムーンストーンのジュエリーが大流行し、今もアンティークジュエリーとして人気があります。

色の変化を楽しむアレキサンドライトの魅力

６月の誕生石として2021年に追加されたアレキサンドライト。クリソベリルの一種で、カラーチェンジが特徴です。光源によって色が変化するという希少性の高い性質を持つ宝石です。太陽の下では青緑色に見え、白熱灯の下では赤紫に見え、昼のエメラルド、夜のルビーと称され、カラーチェンジ効果が高いほど質が高いとされています。モース硬度は８・５と高く、ダイヤモンドに並び宝石の王様と呼ばれる世界三大希少石のひとつです。

ロシア、ブラジル、スリランカ、タンザニア、ジンバブエ、ミャンマー、インドなどから産出されています。宝石言葉は「高貴」「情熱」「光栄」などがあり、個性や創造性を引き出してくれる石ともいわれています。独創性を高めたい時にお守りとして身に着けてもいいでしょう。汚れが目立つ場合は温かい石鹸水でやさしく洗ってください。