昨年2022年の秋から食料品や日用品などさまざまな値上げが始まって、日常生活に物価上昇の影響が現れてきています。

ブライダルジュエリーの価格にも影響は出始めていて、海外の有名ブランドでは既に価格の改定が行われているところもあります。今回は婚約指輪や結婚指輪などブライダルジュエリーの価格高騰について考えてみたいと思います。

そこで、今回は、

値上げラッシュの波がブライダルリングにも!

というテーマでご紹介したいと思います。

 

海外ブランドのジュエリー価格が上昇しているワケ

 

この数年にわたり、ダイヤモンドや金価格が高騰している理由の一つにはコロナの影響で世界的にダイヤモンドの採掘が困難になったことが挙げられます。各国のダイヤモンド鉱山の操業が停止し、ダイヤモンドの供給量が減少したためです。さらに2022年には、ロシアのウクライナへの侵攻が始まり、ますます状況が悪化します。というのも、ロシアは世界一のダイヤモンド生産国。世界のダイヤモンド産出量の4分の1をロシアが占めているのです。これをきっかけにロシアと世界各国との経済活動が停止し、ダイヤモンドの供給が不安定になりました。供給量の減少により、相場が上がったのです。コロナ禍による経済活動は回復傾向にありますが、ダイヤモンドの採掘量は減ったままです。

金地金の相場

コロナ禍とウクライナ侵攻を受けて世情に不安感が漂い、紙幣や株式といった金融資産よりも、「有事の金」として貴金属などに人気が集まったのも、金やダイヤモンドなどの価格上昇に拍車をかけました。原材料の不足、金やプラチナ、ダイヤモンドの需要の高まり、円安の影響により海外ブランドのジュエリーは今後もさらなる値上がりが予想されています。

 

ダイヤモンドで決まる婚約指輪の価格

ダイヤモンドの相場

ダイヤモンドが主役のデザインが主流の婚約指輪。土台のリングはゴールドやプラチナなど劣化の心配が少ない貴金属が選ばれます。結納の習慣が薄れつつある現代では、婚約指輪を結納がわりとして贈る側面があります。婚約指輪において大きな価格差を生むのは主にダイヤモンドの品質や大きさです。ダイヤモンドの価値を決める4つのCは、色合いを表す「カラー」、透明度を表す「クラリティ」、研磨の良し悪しを決める「カット」、重さを表す「カラット」の4つ。この4Cの要素を考慮し、価値の高いダイヤモンドがセッティングされた婚約指輪ほど価格は高くなります。

 

ブライダルリングは早めに用意するのが吉

現在、ダイヤモンドや金の相場はこれからも高騰していくことが予想されます。結婚の予定があり、ブライダルリングの購入を考えているなら早めの購入がお勧めです。すでにインフダイヤモンドを用いる婚約指輪や貴金属を使う結婚指輪などのブライダルジュエリーも値段が上がっていくことでしょう。

 

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