さて、今回は、

パールネックレスの糸が突然切れて大惨事!という事態を避けるために

というテーマでご紹介したいと思います。

パール

突然パールネックレスの糸が切れたらどうする?

着用中に突然パールネックレスの糸が切れた!それは最悪の事態発生です。丸い真珠の珠は切れた途端、ばらばらに弾けて散逸してしまう恐れがあるからです。願わくば道路を歩いている時などでないことを祈りますが、まずは落ち着いて周りを見回して珠を拾い集めましょう。どうしても中には遠くに跳ねていってしまって見当たらない珠もあるかもしれませんが、出来るだけ珠を拾い集め、当店にお持ちください。なくなってしまった珠の補充や糸替え、リフォームなど柔軟にご対応いたします。珠数が少なくなった場合は、珠の色味やサイズなどを考えて珠を補充しますので、ご安心ください。

 

パールネックレスは定期的に糸替えを

ネックレスの糸が切れるという最悪の事態を避けるには、定期的な糸替えが安心です。糸替えのタイミングを見極めるには、使用の有無に関わらず、真珠と真珠の間に隙間が目立ってきたら糸替えのサインと見ておきましょう。ネックレスの使用頻度にもよりますが、3年から5年ぐらいが一つの目安です。

 

さまざまな糸の種類があることをご存知ですか?

パールネックレスに使われる糸は、ひと昔前まではすべて絹糸でした。絹糸は伸縮性があ流ため、肌に添うようなやわらかな着け心地が特徴でした。ただ天然素材であるため切れやすく、時間による劣化は避けられませんでした。その後、一時期金属製のワイヤーが使われていましたが、丈夫な反面、伸縮性に劣り、肌なじみがよいとはいえませんでした。
近年はGPTという高密度ポリエチレン素材の糸やテトロンの糸なども使われるようになってきています。ポリエチレン素材の糸は切れにくく、肌なじみもよいので、糸替えの際は、糸の素材を選んで替えてもらうといいでしょう。

 

糸替え料金の相場はどれくらい?

糸替えは、当店をはじめとするジュエリー店や真珠専門店などでできますが、糸替えスタッフが常駐していない店では、外注する場合が多いので1~2週間ほど日にちがかかります。糸替え料金の相場は素材や長さにもよりますが、3,000円から5,000円ほどをみればいいでしょう。替える糸の素材によって料金が変わる場合もありますので、糸の種類を確認してから糸替えしてもらいましょう。

 

糸替えとともに確認しておきたいチェックポイント

パールネックレスは真珠と真珠の間に汚れがたまりやすいので、糸替えの機会に普段のお手入れでは手の届きにくい部分のクリーニングをしておくと安心です。テリが美しさの決め手でもあるパールのネックレスですから、糸替えの際に真珠の珠に磨きをかけるとくすみが取れ、輝きが戻ります。日常のお手入れを十分続けていても、経年変化による汚れやくすみは避けられません。糸替えの際に、メンテナンスを受けるようにしておくと安心です。

パールネックレスを使用する場面や年齢の変化によって長さを調整する場合や、装着が楽なクラスプに交換するなども糸替えの際に承りますので、お気軽にご相談ください。長さの調整は、年齢と共になんだかしっくりこなくなった場合に短くする、長くするなどの調整ができます。短くする場合は珠を減らすので簡単ですが、長くしたい場合は、同じ色味とサイズの真珠を探し、珠を増やすことで長さを調整します。当店ではお客様のご要望に従って対処が可能ですので、ぜひご相談ください。

 

 

>>>ジュエルヤマグチの「毎日がリフォーム相談会」とはコチラ

>>>来店してジュエリーに関して相談する場合はコチラ